新監督トゥヘルが就任して、涙を流しています。
それくらいここ一年(二年かも)しょんぼりしていた。
たった2試合でもすごいと感じさせた。
トゥヘルの何がすごいのか、サラッと書きます!
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球蹴りとはWMが最適解である
まずは攻撃を整理しました。サイドバックを両方上げる捨て身サッカーではなくきちんと整ったWM型です。
サッカーの攻撃の最終陣形はWM型である、というのが現在の主流でしょう。
サッカーは5人のFWと5人のDFと10人のMFで行うもの
これまでのサッカーはこの形が出来ておらずエリア内に人が密集したり、逆にエリア内に人がいなかったり。
…日本代表でもよく目する光景かもしれません。
あまり考えていない、あるいは順算でボールを運ぼうとすると、いなきゃいけない、侵入しなきゃいけない急所に誰もいない!ということになりがち。
そこが整理されていなければサイドバックを両方上げようが結果がよくなるわけがありません。無様なカウンターを食らうだけ。リヴァプール戦での退場は記憶に新しいかと。
WMについては昔に書いたことがあるので紹介します。
“WM”ってタイトルを付けようと思ったら… - じにつくす’s blog
(4年半も前なので今思うとコイツ頭おかしいなと思う部分もあるんですが…(。ノω\。))
これを1日でしっかり実行できるのは素晴らしい仕事でした。
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選手のことを知り尽くしている
しかし、トゥヘルがすごいと感じたのはこの部分。
就任してすぐ選手の特徴を把握し、最大公約数なチームを見せてくれたことです。
まるで昔から知っていたかのような適切な選手起用。
サッカーにおいてはあらゆる現象に戦術的意図があるわけではないけれど、全ての選手起用には意味がある。意味を持たせられない選手起用はテレビゲームか何か。
シイエシュはその特徴が現れていた選手かなと思いました。
左足でのキック精度、クロスが最大のストロングポイント。
それを活かすにはペナルティーエリア右側やや後ろ。そこで左足を振るうのがベスト。
そのためにオドイという幅をとって深くまでえぐれるドリブラーと後ろでカバーに優れるアスピリクエタという起用も納得。
以前だとサイドバックが横から上がってきて後ろのカバーはいないし、前のポケットにMFが上がってきてスペースが消えてしまったり、クロスしてもジルーはいないし。
結局無茶なシュートをして相手にぶつけてしまうだけという結果に…
それからマウントも実は代表的な例かと思います。
マウントは個人的には良くも悪くもキック力のある香川という評価です。
スペースがある時のゴールへの推進力、ミドルレンジのシュート、それが持ち味。決してボックストゥボックスではない。
FWの後ろで間受けをさせて推進力を活かしたバーンリー戦ではいいプレーをしてくれました。
他にアロンソの復活も象徴的な例、、
ですが、僕個人としてアロンソは推しの選手であるので贔屓目になってしまうので割愛!
(シイエシュもマウントも実はそれほど好きなタイプの選手では無い、だけど良かった思えた!)
他にもこれまではどうにも窮屈な選手、得意なプレーからはかけ離れてしまった選手たちが、自分たちの得意なプレーをしていてワクワクしました。
わずか数日でこのような采配のできたトゥヘルには本当に期待しています。
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今回の3421はコンテの時とは違う?
まだよくわかっていないのでサラリと流しますが、ちょっと違いますね。
というか、ずっと4231だと思っていました。
なんでだろ〜
トッテナム戦の前に書きたかったので短いですが、このへんで!