生まれは違うけど育ちはほぼ愛知県なのでグランパスのリーグ戦くらいは見ていこうかと思っています。
あらかじめ断っておきますと僕はアンチ風間です。このサッカー、全く面白いと思いません。
ああ点数がたくさん入れば第3者目線では面白いかもしれませんねガンバ戦みたいに。でもそれってジェフ千葉が面白いって言ってるのと一緒でしょ。馬鹿にされてるようなもんよ!
そんな話です。
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神戸の補強よりえげつなくない?
まず思うのが選手入れ替わりすぎワロタ!です。まあJ1を戦おうと思ったら当然。去年の前半戦のような惨劇になってしまいますから。
しかし去年夏に獲得した選手がベンチ外というのは恐ろしい。このままだとネットも戻ってきてもベンチになりそう。
神戸の補強を批判する人は名古屋の補強も批判しない?一昨年昇格組だから許されてる?
風間監督の育成とは、時間がかかるとはいったい………??
でも風間監督本人がそんなことは言ってなくて外野が勝手に作ってるイメージなんだけどね。選手入れ替えるって言ってるし。
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トメルケールメヲアワセールがわかってきた気がする!?
他のチームよりグランパスの選手が上手く感じる!!ような気がします。パスの出し方受け方というか、出し手と受け手でシンクロしてる!というか。ボディーアングルなのかな。
他チーム見るとトメルケールができてへん!って思います。神戸の選手も日本人はできてへん!風間監督最高や!!と思いかけてしまう!
まあ多分コントロールオリエンタードってやつなのでしょう。スペインサッカー大好きマンには怒られそうだけど許してね。
(正直そういうの育成年代でしません?って思いますが……)
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ポジショニングがぐちゃぐちゃ!FC東京戦の失点について
ここからアンチ風間を炸裂させるぜ!
シミッチ素晴らしい上手い!どこから見つけてきたんだ?
しかし究極の個のサッカーと言うだけあって組織はめちゃめちゃなのは相変わらずですね。平気でバイタルエリアをお留守にしますし。
FC東京戦の失点はまさにそうでした。
サイドで引っ掻けてしまいカウンターをくらいましたね。ここから永井にスルーパスを出されています。
後ろ3人のラインが崩れていることももちろん良くないのですが、一番良くないのはボランチの位置です。引っ掻けてコケてしまったのは宮原(SB)でその後ろにいるのがボランチの米本です。
簡単に自分の背後も中央も空けています。(というかそもそも右側のCMFはシミッチで米本は左側です。右側米本左側シミッチだとしても良くない状態なのに)
ではなぜ米本がここにいるのか、ということなのですが、それがわかりません。
2019明治安田生命J1リーグ 第4節 vs FC東京(A) - YouTube
※3分24秒から
流れとしては東京のクリアボールを拾ったところで宮原が上がっていたスペースでシミッチがボールを受けて………といった感じなのですが、その後やたらと米本がサイドに寄ってしまっています。
その結果FC東京のボランチ(高萩かな?)を引き連れてしまい宮原のロストしたボールを回収することに成功しています。実質宮原がサンドイッチされる格好に。
もし米本が主審のいる中央のスペース、本来のポジションにいればFC東京のボランチはここにいて、ボールを回収できていたでしょうか?
もし相手のボランチまでもが宮原に食いついていたとしたら米本は中央でフリーになることができ、宮原は仕掛けずにそちらへのパスをすることも可能だったのでは?
もし米本がサイドに寄らなければシミッチは宮原の背後のスペースをそのまま守っていて、東にプレスをかけてスルーパスを防ぐことができたのでは?
逆に米本がここにいるメリットは何なんだろう…
ディフェンスラインについては現場におらず声が聞こえないためちょっとわかりません。まあとりあえず丸山が身振りを交えて中谷に指示をすべき?
で!それができていたとしたら失点は防げたのか!?ということなのですが………正直それほど変わらなかった気がします。
グランパスのサイドバックの裏へディエゴ・オリヴェイラが流れて中谷を引き付け、その背後を永井が狙っている状況です。
これより中谷が上がっていたとしても裏をとられる可能性は高く、ゴールに直接でなくてもサイド深く侵入されるでしょう。
どのみち中央の大きなスペースをシミッチ一人で見なければならないので走ってくる選手(たぶん久保くんさんが一番乗りかな)をカバーしきれません。
ラインがガタガタだったから永井は直接ゴールへ行けただけで、ラインが揃っていたとしても別のチャンスを作られていただけではないでしょうか。
根本的にはボランチ(この時は米本)がいるべきスペースにいないところから始まっているのでは。
(ちなみにディフェンスラインはディフェンスラインで良くないところもあります。2対1、3対1の時にチャレンジとカバーが出来ておらず仲良くズルズル下がったり……)
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振り替える2018年最終節!
ここまでを読むと「この失点は米本が悪い!!」と言っているように見えるかと思いますが、そうではありません。むしろ彼はほとんど悪くないと言っても過言ではないとすら思っています。
その理由は2018年最終節の湘南ベルマーレ戦の1失点目を見ていただくとわかると思います。
どうでしょう?
湘南戦は、相馬が捕まる→ネットがかわされる→背後の選手に通される→中央折り返しでゴール、です。
FC東京戦は、宮原が捕まる→米本がかわされる→背後の選手に通される→裏へ抜け出されてゴール、です。
似ていませんか?ボランチの二人が同サイドに寄っているので中央が空いてしまっています。
なのでもし永井が直接ゴールに行くのではなくサイドを突破してきたとしても、折り返しのクロスで決められていた可能性はある、と思います。
そして唯一同じじゃないのは"選手の名前"ですね。シミッチも米本もこの春加入なのだから。
つまりチームとしてボランチ二人がここまでボールサイドへ寄ることを良しとしている、ということです。
だから米本は悪くないんです。だってチームに従って動いているのだから…
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僕がアンチの理由はボールに寄っていく、あるいは中央に集まっていくサッカーが好きではないから
他にもボランチがボールにめちゃくちゃ寄る場面が多いです。
寄ってしまうとパスコースもドリブルコースも消えて、相手のディフェンダーが増えてしまいます。この場面なら連れてきた高萩が起点になったと言っても良いでしょう。
だからこのような設計をしている風間監督が好きではありません。
敗戦後、米本は「もっとボランチもサイドハーフもブロックの中に入って行かなければならない」と語っています。が、そんな密集を作ってどうやって崩すのでしょうか。
思いだしてみてください、ブラジルワールドカップの日本対ギリシャを。ロシアワールドカップのドイツ対メキシコを。
中央崩しにこだわりすぎて渋滞を起こして全く崩せていませんでした。そして結局渋滞させたあげくボールをサイドに逃がし、サイドバックが孤立して手詰まりになる……
このようなサッカーに未来を感じることはできないんです。
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究極の個とは………?
一部のファンは負けたときに"選手たちの個が足りてない"という言います。この場合は宮原です。本当にそうなのでしょうか。メッシになれと?いや、メッシでも無理でしょ。
もちろんあの状況でドリブルを選択した宮原も良くないのですが、そもそもチームの設計が悪いとしか思えません。他の選手であっても同じことが起きたわけですから。
それと密集に集まるサッカーはサイドバックが"戦犯"として挙げられやすくもあります。サイドで持たされてそこで攻撃が終わることが多いので。キミッヒ可哀想だった。
だからこの試合の振り返りとして「宮原はレベルアップしなきゃいけない」と言うのはあまりにもアンフェアだと思います。まずはチームの設計を見直してその後で選手の判断や技術を評価すべきです。
ドリブルが不正解のタイミングでドリブルをした場合は判断、ドリブルで突破すべきところでできなかった場合は技術に問題があると言えます。
ただ、そもそもドリブルが正解or不正解であるという設計が存在していなければ評価のしようなんてありませんよ。
「お前の判断で!」って野放しにされてやったら、「するな!」「ミスるな!」って怒られたら嫌でしょう?
"個が足りない"と言う一部のファンは、僕にはこんなふうに怒っているように思えます。