じにつくす’s blog

単にいろいろ書きます。

フィロソフィ→プレーモデル→ゲームプラン、ハリルジャパンへのモヤモヤ

ハリルホジッチによって(ようやく?)自分達のサッカーと相手を対策するサッカー議論もたらされたジャパン。

自分達のサッカー(この場合は本田世代の言う嫌ってほどパス回したいやつね)を捨てていくことも議論されていますが、ちょっとそれは危険なんじゃないかなと。

気になりすぎてたのでいろいろ調べたけど一番しっくりくる解釈がありました。 

 

フィロソフィ

プレーモデル

ゲームプラン

さあ、試合だ

多分これや!

 

  • プレーモデル

プレーモデルはよくわからない単語で日本語にしろよって感じですけどね。プレーの原則?規範?代表?ちょっとしっくりくる日本語がないので仕方ないです。抽象的にいえば根底にあるもの。チームの土台。

「どのように決定されるか」は至って単純のようで、それは監督の性質、選手の性質によって決まるもの。

得意不得意、好き嫌いなどなど。グアルディオラモウリーニョではチームの色が変わるしメッシとロナウドでもチームの色は変わります。

あーなるほどね、スマブラガノンドロフを使いたい人もいればフォックスを使いたい人もいるよね。

「監督や選手、チーム全体が共通の理解を得てチームを作るためのもの」がプレーモデル、らしい?これ結局よくわからんf(^_^;

これが俗に言う「チームスタイル」でしょうか。

多分「自分たちのサッカーをするだけです!」って選手が意気込むときの自分たちのサッカーはこれでしょう。

 

  • ゲームプラン

これはそのまま、相手の対策をすること、でもいいかもしれない。

ハリルホジッチのサッカーは相手を対策していくサッカー、という意見もあります。

ただ相手の対策をするのは当たり前なのでそれをそのままハリルジャパンのスタイルに当て嵌めるのは変な気がする。

対策をするのはゲームプランであってプレーモデルではない。じゃあハリルジャパンのプレーモデルって何だろう?ってなる。

 

  • ハリルジャパンのプレーモデル

これはよくわかんねえ、堅守速攻とかそういう言葉を言ってしまえばそれまでかも。

デュエルという言葉が先行しますが、今回のハリルジャパンでは世界基準のディフェンス能力を身につけていくこと、伝えていくことなんじゃないかと僕は勝手に解釈します。個人としても組織としても、人界戦術ではなく。

それと世界基準のサッカーを目指すこと?実際悪くいえば後追いかもしれませんがまだまだ後進国だしね。

そういう意味では人界戦術でロクなビルドアップができなかった頃からザックジャパンは組織的なステージまで引き上げました。

さてそれでもダメだったしその次は?というステージだと思います。別にザックジャパンを捨ててるわけでもないし進化を目指しているとは思います。ザックジャパンから進歩してねえ!みたいなことも思うし………

それがポゼッションサッカーかどうかはあんまり関係ないし、もともと個人的にはなんちゃってポゼッションだと思ってるけど(笑)

そもそもザッケローニ監督はパス回しに拘りたいわけでもなかったはずで、どちらかといえばボールを運ぶ、パスで崩すことをさせただけというか、ボール保持を目指しているとは思えませんでした。

 

  • フィロソフィ

じゃあフィロソフィってなんだよって話になりますが、フィロソフィとは哲学みたいなややこしい概念というよりそのクラブ、国の方針

プレーモデルが監督と選手によるものであったとしたら、フィロソフィはクラブや国の風土によってもたらされるもの?

よく言われるのはバルサの哲学のパスサッカー、ポゼッションサッカーってヤツですけど。

ここで重要なのはこの哲学がどうのこうの、というよりこれに合わせてクラブのファーストチームだけでなく育成組織までがこの哲学に沿っているということだと思います。

バルセロナの哲学が失われている、というのはもともといる選手、イニエスタブスケツを活かす戦術から少し離れてしまっているからとも言えます。

カンテラ産が多い少ないという話ではなく彼らに適した戦術なのか?という点。ここがブレてると歪になってしまう。

クラブ全体の方針であり、監督が変わろうとも変わらないものがフィロソフィですね。

 

  • 日本のフィロソフィは?

これは知らん!パスサッカーらしいといえばらしい。まだまだ後進国だし(二回目)

ただこのフィロソフィからプレーモデルへ、プレーモデルからゲームプランへを考えてみるとハリルジャパンに対するモヤモヤが何なのかわかったかも。

 

  • 日本サッカーのフィロソフィはA代表とリンクできているか!?

日本のフィロソフィが何なのかはわからない(笑)

ただ日本の育成の延長上に今の日本代表が存在しているのか!?という疑問です、これがハリルジャパンへのモヤモヤの1つです。

賞賛ムード、続投決定の今だからこそ、ハリルでいいかを真剣に考える (webスポルティーバ) - Yahoo!ニュース

なかなか興味深い記事です。相当おかしなことを書いているんだけどね!!オーストラリア戦は間違いなく内容が称賛されるべきものです。

ぶっちゃけ記事を書いてる人はリアクションサッカー否定派でパス回しを見るのが好きみたいです。だからハリルホジッチでいいのか?と言いたげな感じがしちゃいます。

ただ気になる、納得できる一文がありました。

もし、ポゼッションでは世界に通用しないと本気で考えるならば、年代別代表の段階から、もっとハリルホジッチ監督が求めるような要素を最優先に選手選考やチーム作りをすべきだし、A代表に準じたサッカーを志向すべきなのではないのか。

要するに下の世代からA代表に行ける人間が作られていくのだろうか?という点。

オーストラリアは下の世代からパスサッカーに取り組んでいる、でも日本はどうなの?という疑問です。それは確かに気になる。これこそがモヤモヤ。日本にハリルの求める人材がいないよなぁっていうあの感覚です。

ハリルホジッチはミスマッチなところがあると僕も思ってはいます。ただ日本の弱いところを強化しない限り成長もないのは事実です。

このようなサッカージャーナリストがいるし今のままではハリルジャパンは否定されて下の世代に還元されていかないのではないか、ちょっとそういう心配があるかも?

 

でもハリルホジッチハリルホジッチでようやく日本人を理解して着地地点を見出だしてきた感があります。

この一年で自分のプレーモデルに適した選手を配置できるようになってきました。やはりそれなりに纏めてきたなと。

これで下の世代たちがハリルジャパンに入れるような技術を身につけてほしいです。

デュエルは技術です。脳筋じゃないです。攻守の切り替えも技術、プレッシングも大事な技術で欠くことはできないもの。

より世界基準の選手を育成してほしいなぁ。